法王庁の帽子

〈法王庁の帽子/捜査圏外殺人事件/魔光/余命殺人事件/重い枯葉/殺人の天敵〉

【著者解説 2002/8/27】

怪我の功名という言葉があるが、小さな損失(ダメージ)が大きな実を結ぶことがある。フランスのアビニョ ンへ旅行したとき、法王庁で帽子を失った。多年愛用していた帽子であったので、とても残念であった。せめて失った帽子を法王が被ってくれればと喪失感をなだめた。だが、そのときの体験がこの作品に実を結んだので、失われた帽子ももって瞑すべしである。

*光文社
2000.11
光文社文庫
2004.10
文春文庫
2009.8

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。


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