憲法九条名言集1

井上ひさし (小説『吉里吉里人』から)
「…ま、日本国の皆の衆(す)が、こげに第9条ば酷(むご)く扱(あづか)うなら、まんず俺(おら)たちがそっくり引き取ってよ、軍備の『ぐ』の字(づ)も無(な)すで国ば作(つぐ)ってみしぇる。

軍備ぬぎで小(ちゃっこ)ながら一個の国家ば持づこだえてみしぇる!

皆の衆(す)、これが今回(こんけー)の『吉里吉里国』独立の根本原則(そぐ)では無(ね)かったべが? これば曲げではなんねぇど!」


09年「京都平和のための戦争展」感想文 小学四年・女子
みんなと
たのしく あそべてこそ
へいわだよ!
じぶんだけがいい
へいわなんてないよ!
せんそうは にせもの
へいわは ほんもの!


詩 新しい年の手紙 辻井 喬

新年だから詩が生まれるのではない
道は計画によって造られるとは限らない
こっそり水場(みずば)に通(かよ)う鹿の脚(あし)が
まがった小径(こみち)を作ることだってあるのだ
赤ままの花やとんぼの羽根を
歌うなと自分に言うことはできても
誰も子どもにこれを歌えと命じる権利はない
きみは戦争を讃(たた)える詩を書こうと思うか
人間的でないものを歌う訳(わけ)にはいかない
小鳥たちの囀(さえず)りにこの世の意味を探(さが)す人は
おそらく彼らの小さな目に映った
雪のアルプスを想像することはむずかしい
目的があって詩が創られるのではないから
いき詰(づ)まるような紅葉(こうよう)の燃え立ちに
気がつくと唄(うた)っていた
その囀りに含まれている
深い森や林の沈黙を聴けない人は
台所の片隅に立つ湯気(ゆげ)のなかに
家を支(ささ)える女の平和への願いの歌を
そこにこめられた悩みの呟(つぶや)きとともに
聞きとることはたぶんできない。

─いまあなたが創る「日本(このくに)の明日(かたち)」── より


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