いつの日か必ず外へ

若き日、心いまだ定まらぬころ
輝く海の彼方に
君らは何を見たか
青春の野望、無限の可能性
友もまた、きらめく夏の光を浴びて
林立する雲の峰に
未来の未知数を追っている


青春を共有した友よ
行先不明の列車に乗って
社会の八方に別れ散ろうと
今日という日を忘れるな
熱にうなされた嵐のような日々こそ
分かち合った人生の宝石
いつかある日
人生のどこかで出会い、あの合い言葉をおもいだそう。
君らは遠くまで行く旅人
未知数を追う永遠の狩人


それぞれの胸にかかえた想い
外に出たがって犇き合っている造形
「いつの日か必ず外へ」
それが君らの合い言葉だ。
夏は脆く逃げて行っても
弾み立つ光にまみれて
誓った不屈の志
「いつの日か必ず外へ」

森村誠一

 

【写真:2010年夏合宿にて 撮影:森村誠一、鈴木俊之氏】


2009年 山村教室クリスマス会

「小説を書かなかったら、その替わりに何をするか?あなたにとって小説とは何か?」 一行要旨

人間としての証明! 名句有希
研究者。物語も理論も発見されたがっている 川田政義
小説を通し、人の心に触れられると嬉しい 安藤東愛
理不尽な人生に意味を探して求道す 本間宏之
小説を書くことがもはや肉付きの面となって 井上順一
血の暴動革命。反社会的激情にのたうつ日々 四条安紀子
書かないわたしは泣いてさまよう三歳児 瀬生園子
小説に殉じて生きる求道者になりたいなぁ~ 凡・嘉令
書かないのなら、見ても考えぬ人形になりたいと思う 岩本和子
面白いもの、欠かせないもの、それが小説 佐々木克雄
小説は恋。私を苦楽で満たし、非日常の世界へ! 新井 希
死ぬ。さもなくば、番付表横綱の「くの一」か花魁 大和香要子
人生はキャンバス、小説はよりカラフルな絵の具 井上 凛
気象の視点から考察した小説の解説本の執筆 和喰博司
一度きりの機会を唯ひとつ全うさせうるもの 斎藤牧子
どんな食材も捨てるところなくおいしく食す 福永未穂
在野の視点で民俗学の研究書を上梓。人生即取材 勝 愼平
櫓を捨てれば流される。漕げば新たな波来る 川奈まり子
小説は取り替えのきかない自分になるための道具 成田理恵
子宮と胎盤を仕込んで、あなたを妊娠したい キッカワ皆樹
自分の常識の殻を突き破りたい。狂いたいですね 坂井希久子
占いの仕事をしながら旅行。人生に何かを残したい 谷村まり子
絶えざる不安を伴う、生還の保証無き旅 小澤一樹
小説は書かないと気持ちが落ち着かないもの 秋山裕美
「それでも人生は続く」という小説を書く 鈴木俊之

2009年 山村教室夏合宿課題 「わたしの発言 一行要旨」

幼い頃、僕は『孤独』を発見した 小澤 一樹
疑問や葛藤がある時、小説が書ける 千葉ともこ
小説家へなるための正解などない 大道 幸人
私は書く。書くことが『私を』生きることだから 瀬生 園子
男技で教室史上最年少新人賞受賞目指します キッカワ皆樹
この今日は、亡くなった従姉の生きたかった明日かもしれない 名句 有希
小説を書くと大事なものを失うこともある 土橋 章宏
坂井はどこまでいってもただの坂井 坂井希久子
肉体の快楽には手淫。精神の快楽には同志 大和香要子
自ら選んだ「赤い靴」それが書き続ける人生 井上 順一
小説にいくら時間を割いても、まだ足りず 川田 政義
朽ち果てぬものを記したき欲ありて 新井 希
小説を書くために働き、眠り、恋をします 鈴木 俊之
苦しい時期があったからこそ、いまがある 和喰 博司
読む事も大切。書くため良書を多く読みたい 谷村まり子
疲れたる長き道のり振り返る熱海の夜に気持ち新たに 袖岡 徹
切なさと、日々感じる齟齬を描きたいです 安藤 東愛

←ひとつ前のページに戻る