憲法九条名言集13

特別な国  ケン・ジョセフ氏

国際社会における日本の孤立を、国際世論を代表するNewsweekでは最近「なぜ日本は友だちがいないのか?」と題して大きく取り上げている。国内では、他国と協力しあいアジアのリーダーとなっていくためには日本は変わっていかなければならないなどの理由をつけ、憲法改正や自衛隊を自衛軍として位置付けするなどの問題が取り上げられ騒がれているが、まさにそれこそが日本を孤立化させ「真の友のいない国」と言わせている理由なのである。

国民に対し政府は、憲法改正は世界の意見を取り入れ日本を他の国と同等の立場に持っていくことであると思わせようとしているが、それは全く逆のことなのである。憲法9条という世界が 理想とする素晴らしいルールを持っていることこそ、戦争をしない国という立場こそが、日本を特別な国とし、またリーダーシップをとるべき国とする土台なのである。このNewsweekの記事ではこのことを世界の一般論としてわかりやすく伝えている 。

事実、私が昨年NYにて小泉総理にインタビューした際、「日本の国民は自国の憲法を好いているにも関わらず、政府のいう国連常任理事国になるためとか普通の国家になるためという理由に、やむを得なく憲法改正に賛成している者も少なくはない現状ですが、それについてどう考えますか?」という質問に対し総理は、「日本が常任理事国になるにも普通の国家になるにも憲法改正は関係ない」と答えた。ではなぜ、憲法改正はそんなにも大きい問題となっているのか?それは戦前の軍事大国を復活させるためである。

国家の60年の夢であった、かつての日本を取り戻すためである。日本の自衛隊がイラクの地に足を踏み入れたとき、イラクにいた私は数々の失望のため息を耳にした。「あの理想の平和ルールを掲げた日本すら、他の国同様悪い国になってしまうのか。力を持って押え込める国家になっていくのか。」と。このままでは日本は他の国と同じ立場にたつどころか、日本が唯一ユニークで特別な存在として注目を浴びることのできる憲法9条という理想的ルールを手放すことにより、世界のステージからおろされてしまうであろう。

日本は世界が理想とする特別な国である。いつから日本はその特別な存在から、普通の国を目指すようになったのか。世界でただひとつ正しい光を発することのできる立場をなぜ手放そうとするのか。

国際世論はすでに行く末を見据えて率直なメッセージをこの記事に込めて発信している。これを日本は、日本国民はどうとっていくかが今後の日本の国際社会における立場を左右していく重要なカギであると言えるであろう。

※ケン・ジョセフはJhelp.comの代表者であり、その国内外の両立場を踏まえた目線からみた日本国憲法についての著書、「特別な国」を2月に徳間書店より出版する。


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