憲法九条名言集11

長津功三良氏

影たちの証言

「(前略)
そうね 瀬戸内は食べ物も美味しいので一度行きたいわ
でも広島で泊まるのは 嫌よ
宮島さんか 岩国にして
広島には 現在(いま)も 何十万もの浮かばれない亡霊がいて彷徨っているから
少々お経をあげたくらいでは 駄目
いま生きている人らが 皆あの世へ行った頃でなきゃ とても浮かばれないのよ

そう言えば
晴れた冬の夜
旧市街一帯 時折青い燐光を放ち
怨念の塊の 音もなく燃え上がるのがみられる
重い河面の漣に 波打つ紅暈のゆらめきがみえる
彷徨う影たちの 沈黙のゆらめきが
(後略)」

影たちの柩(抜粋)
「人間と原子爆弾と 共存できる筈もないのに大国は
まだ新型の原爆を 実験している
戦争の抑止力とは 人間の理性 ではないのか
そうだろうな 落とした国があったくらいだから
自分の国も 所有していたいのだろうな
しかし 持たない国はどうなのか
一緒に 水の惑星・緑の地球に 住んでいるのではないのか」


笠木透氏

「戦争中の子どものうた」

ぼくは軍人大きらい
今に小さくなったなら
おっ母ちゃんに抱かれて
乳のんで
オナカの中へ
消えちゃうよ
(後略)

上記歌の基歌
「僕は軍人大好きよ」

僕は軍人大好きよ
今に大きくなったら
勲章つけて剣さげて
お馬にのってハイドウドウ

詩 不詳
曲 小山作之助」の替え歌


与謝野晶子

「ああ、弟よ、君を泣く
君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけは勝(まさ)りしも、
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せと教へしや、
人を殺して死ねよとて
廿四までを育てしや。
(後略)」


「息子がいない者は、戦争が何であるかわからない。──ジョセフ・ド・メーストル(1753-1821)」

「戦争が起きると、悪魔は地獄の領地を広げる」スペインの諺

「戦争をおもしろがるのは無経験者だけだ。──ピンダロス「歌と踊り」(前五世紀)」

ピアスは「悪魔の辞典」
「(前略)平和の土壌は、戦争の種子が厚く一面に蒔かれていて、その蒔かれた種子が芽を出し成長して行くのに、この上なく適していることを意味している。(後略)」

一九六七年、八年ごろ、サイゴンにはやった歌。
「子供よ 大きくならないで
おまえが大きくなると
戦争に行ってきっと死んでしまうだろう
子供よ、どうかのこまま
このままでいておくれ」

「共産党が弾圧された。私は共産党員でないので黙っていた。
社会党が弾圧された。私は社会党員でないので黙っていた。
組合や学校が閉鎖された。私は不安だ。しかし黙っていた。
教会が弾圧された。私は牧師だから行動に立ち上った。
しかし、そのときはもう遅かった。
(ナチス時代を回顧して──西ドイツ牧師マルチンニーメラー)」

「敵を恐れるな──。彼等は君を殺すのが関の山だ。
友を恐れるな──。彼等は君をうらぎるのが関の山だ。
無関心な人びとを恐れよ──。彼等の沈黙の同意があればこそ 地上にはうらぎりと殺りくが存在するのだ。
(ヤセンスキー著「無関心な人びとの共謀」巻頭文より)


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