悪道

第45回吉川英治文学賞受賞作

人間とは、宿命という檻の中で競り合う動物なのだ。歴史を覆す大胆な設定で、究極の悪と、人間の本性を描く。孤独の行路の狩人か、宿命の檻の終身囚となるか。おれは宿命というものと、命ある限り対決する。百花繚乱たる人間群像ひしめく元禄の江戸。恐るべき独裁者、犬公方をめぐって張りめぐらされた巨大な罠とは何か。その仕掛けを見破った下忍と少女の生き残りをかけた壮絶な戦いの果ては!

「大胆不敵な着想をベースにした逃亡と抵抗のドラマが、権力への怒りと、人間性への共感を呼ぶ。これが物語だ、これが森村誠一だ」――(文芸評論家・細谷正充氏)

講談社
2010.8

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。


←ひとつ前のページに戻る