丁稚の吉松が、加茂屋への押し込み強盗および放火の罪で捕らわれた。斬り殺されたはずの加茂屋の内儀を埋葬された寺で見かけたという目撃証言が出て、南町奉行同心・祖式弦一郎はこの事件に不審を抱く。事件の裏には忌まわしい愛欲と恐るべきトリックが隠されていた…。推理と太刀で外道を暴く人気捕物帳シリーズ第3弾。
〈水の楯/猿刑/邪恋寺/臥煙忠臣蔵/魔矢/怨み染料〉
文藝春秋
1995.5
*文藝春秋
1999.3
文春文庫
2001.2
*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。