暮れから江戸に、屋敷の者を眠らせて押し込み、現金を盗んだ上に婦女子を犯す、賊のいたち小僧が跋扈した。一方両国広小路で大評判をよんでいた人気立女形瀬川菊之丞の「そっくり」が出逢茶屋で殺される。捜査が難航する中、奇妙な訴えが出された。南町奉行同心・祖式弦一郎の推理と剣技が冴える人気捕物帳シリーズ第四弾。
〈石の罰/悪夢の使者/逆縁の因果/火魔/禁じられた宴/夜鷹新造〉
文藝春秋
1996.3
*文藝春秋
2000.3
文春文庫
2001.8
*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。