神の心音

社会派ミステリー第一人者の最新エッセイ集
勝負のとき、岐路に立つとき心に祀(まつ)る神の声が聞こえる。
男の生きにくさ、平均寿命の高齢化、ストレスフルな日常──自分らしさを取り戻すための、63の処方箋。

神というものは確実に自分の中に存在する。信じようと信じまいと、神はいる、ただ、聞く耳を持たなければ、神の声が聞こえないだけである。私は自分の神の心音を聞くようになってから、他の人の神の心音も聞こえるようになった。時には同調できない心音もあるが、謙虚に耳を傾ける姿勢が人間を信ずるに値する存在にしてくれるであろう。──(まえがきより)

講談社
1999.6

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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