偽完全犯罪

“先生と過ごした京都のホテルでの一夜は、私にとって生涯忘れられない人生の宝石となりました”社会派の中堅作家・北村直樹は、前田映子という見知らぬ女性から、全く身に覚えのない手紙を受け取った。どうやら北村直樹を騙る男が、女性に対して詐欺行為を繰り返しているらしい。「誰かに恨みを買っているのか?」考えた末、思い当たった男性・脇野弘を訪ねた直後、脇野が殺され、北村に嫌疑がかかってしまう…牛尾・棟居両刑事が活躍する長篇ミステリーの傑作。

光文社文庫
1999.9

ハルキ文庫
2008.1

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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