マーダー・リング

なにげない日常から殺意は生まれる。取り違えた鞄に3千万円が。本来の所有者は何者かに殺された。着服したい男は、犯人を突きとめようとするが? (「殺意を運ぶ鞄」)。倒産会社の残務処理に追われ、ホテルの1室で憤死した男が最後に会ったのは? (「武士の情」)。悪意が醸成される都会の日常にこそ人生の陥穽(かんせい)が口を開ける。森村ミステリーの粋。(講談社文庫)

〈余計な正義/殺意を運ぶ鞄/置き引きされた不倫/変な顔/武士の情け/化け老/更生されたゴミ〉

講談社
2001.7

*光文社
2004.8

講談社文庫
2005.8

講談社文庫
2012.12

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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