溯死水系

札幌郊外の豪華マンションで発生したやり手女社長殺人事件。解決は時間の問題とみられていたが、捜査は難航。現場近くの川で行われたサケの母川回帰本能の実験から捜査は急展開していく―。自らの嗅覚を頼りに因縁の糸を探りあてる刑事の執念と鮮やかな着眼によるミステリーの冴え。表題作以下傑作七編の競演。

森村誠一ベストセレクション (光文社文庫)

〈溯死水系/肉食の食客/雪の蛍/異常の太陽/青の魔性/被殺の錯誤/残酷な視界〉

光文社文庫
2011.2

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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