60~70代の文学新人賞受賞者が急増中だ。その多くがリタイア後に、本格的に執筆を始めている。実は、出世できない人ほど小説家に向いている。自 己顕示 欲が強く、哲学的疑問を持ち、社会に不適合であることは、作家として重要な資質だからだ。現役時代にタネを仕入れ、時間が自由になる定年後にデビューする ことこそ、理想の第二の人生。自身もサラリーマン経験を持ち、プロ作家を多数養成してきた著者が、理想のセカンドライフのための戦略とノウハウを伝授。
六十歳停年時、だれでも小説作家になれるベストチャンス。その戦略と作戦を、作家四十七年の経験から、手を取り、足を取るように実践的に伝授する。 六十歳は作家転身に遅いどころか、まさに機熟し、知識、経験においては最大限に蓄積された実りのときである。停年時、作家以外のなにものにもなりたくない 新人生多毛作。
*幻冬舎
2013.1
*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。