棟居刑事の砂漠の駅(ステーション)

一日の乗降者数が三百六十万人を超える世界一の駅、新宿。その新宿で、ふたりの男女の運命が交錯した。会社が倒産し、家庭にも居場所を失った男。上京したまま消息を絶った父を捜しに来た女。新宿署の刑事、牛尾正直が偶然関わりを持ったふたりは、本来ならば出会わないはずの人間たちであった。だが、それぞれが巻き込まれた事件は、但馬の小京都、出石を経て、ここ新宿で意外にも結びついていく…。牛尾刑事の推理が冴える傑作サスペンス。

実業之日本社
2000.1

*実業之日本社
(砂漠の駅)
2002.5

ハルキ文庫
(砂漠の駅)
2005.5

双葉文庫
(砂漠の駅)
2009.1

実業之日本社文庫
2015.10

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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