敗者の武士道(非道人別帳8完結)

孤独な日々を送る老武士はふとした縁で知り合った孤児の美少女の絵を描くことに生きる縁を得る。絵は江戸で評判となるが、ある晩、少女は無惨な屍体となって見つかった。市中を荒しまわる若者集団、辻小僧に輪姦されたのだ。薄幸な娘の敵をとるため、余生をかけて老骨の武士は立ち上がる(敗者の武士道)。他八篇収録の完結篇。

〈悪の割符/鳥罰/魔道の十字路/雨の枕/地獄船/三途の枝/お腹様事件/敗者の武士道/朝顔の怨恨〉

文藝春秋
2000.11

*文藝春秋
2002.8

文春文庫
2004.2

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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