深夜の寝台車で起きた人気タレント刺殺事件。犯人はいつ乗車し、どこへ消えたのか。表題作を初め、ホテルの特殊性を駆使した「科学的管理法殺人事件」、山岳を舞台にした「高燥の墳墓」など、殺人者の心理、追及者の執念を鋭く抉る初期傑作推理短編集、初の文庫化。文庫初収録の「公害殺人事件」も必読。
〈殺意の接点/虚偽の雪渓/裂けた風雪/公害殺人事件/科学的管理法殺人事件/高燥の墳墓〉
講談社
1971.5
*講談社
1971.9
講談社文庫
2001.6
*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。