価値ある生き方のヒント

堀田力との共著

組織における個人の喜び、権力への洞察、満足の本質……。人間と社会を知り尽くした二人がひらく生きがいの宝庫。好評対談の第三弾。

本書は、社会派推理小説の旗手・森村誠一氏と、元最高検察庁検事で、ボランティア団体「さわやか福祉財団」の代表者堀田力氏が、「人からも認められ、自分も満足する人生とは何か」を真摯に快活に語り合った、生きがいの宝庫である。「お金や権力は、社会における価値ではなく、手段」「自分が用意した食材で人生を料理しできたときの喜びは、何事にも替え難い」「人はみんな200個の能力を持っている」「組織と”同心円”の人生で後悔しないために必要な考え方」……。自分がどう生きればよいのかわからない人々、個人主義が個人に求める「責任」の重さを背負いきれない人々、人生後半をむかえてとまどいと焦りを感じている人々にとって、本書の豊かな収穫は満足感への扉を開く鍵になるだろう。さらに、両氏の健康法や文壇・法曹界の貴重なエピソードなども披露され、読み物としても充実した内容になっている。全ての人に確かな手ごたえを残す本である。

PHP研究所
2003.10

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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