殺人の債権

新婚早々で、突然姿を消した家形圭介。妻の鮎子がその謎を探るために夫の持ち物を点検すると、数年前に起きたレイプ殺人事件のスクラップ記事と見知らぬ女の写真が出てくる。その女も新婚間もなく失踪していたことが判明。彼女も同じようにスクラップ記事を隠し持っていた。いったいふたりに何があったのか。その謎はやがて連続殺人事件へとつながっていく。新宿署・牛尾刑事が複雑に絡んだ過去と現在を巡る事件の真相に迫る著者会心のミステリー。

中央公論社
1992.9

*中央公論社
1994.3

中公文庫
1997.2

双葉文庫
2002.5

有楽出版社
2010.1

*は新書サイズ、()内は別題名、複数作品収録の場合ならびに長編選集は〈 〉に内容を示した。◇は再編集本など。

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