エレヴァンの公園にて。窪田清氏撮影。
1974年夏、イランの首都テヘランからモスクワまで、中東からソ連を縦断する大旅行の紀行を、日本交通公社「旅」誌から依頼された。だが、現地へ行ってみると、イラン・ソ連間の国際列車が走っていない。イラン・ソ連国境ジョルファーから追い返されて、無念止み難く、今度はモスクワからイランとの国境に近いアルメニア共和国の首都・エレヴァンへ入り、モスクワまでの縦断旅行を完成した。
テヘランでの街角にて。窪田清氏撮影。
右端・角川春樹氏、左端・細川俊之氏と歓談。
『野性の証明』サイン会
中央、当時角川書店社長・角川春樹氏、
右より6人目・当時角川書店専務・現社長・角川歴彦氏。
『野性の証明』 紀伊國屋書店新宿店でのサイン会。右端・角川書店担当者・橋爪懋氏。
ここからスタートして、全国北海道・帯広から熊本にかけて縦断サイン会を行った。これに先駆けて1977年9月21日から10月1日にかけて、全国10都 市15書店において『人間の証明』サイン会を行った。『野性』サイン会は前回に行けなかった日本海側および四国の諸都市をリンクしての第2次全国縦断マラソンサイン会である。
出版、映画、音楽をジョイントした三位一体の大キャンペーンで、若くなければできないハードなスケジュールであったが、全国各地の読者に直接触れ合えた有意義なサイン会となった。