最新刊 – 2017年9月

棟居刑事の永遠の狩人

新書 双葉社 ¥950

戦場カメラマンの大城は、留守中に妻子を惨殺されたことで生きる気力を失い熱海に隠棲したが、隣人の芝田から、千種という少女を彼が属している組織の本部がある金沢までエスコートするよう依頼される。救命組織ライフリンクの活動に共鳴した大城は金沢に滞在するが、スタッフの樽井がヤセの断崖下の海で死体で発見される。一方、警視庁捜査一課の棟居は、捜査本部が解散した後も大城の妻子が殺害された事件が気にかかっていた。


棟居刑事の東京夜会

文庫 光文社 ¥734

平凡な日常を捨て、新しい人生への切り替えを計画していた三人の男たちが遭遇した殺人事件。その被害者の一人は、彼らのマドンナともいうべき存在の女性であった。彼らは、棟居刑事ら捜査員の向こうを張って犯人を探り当て、復讐を試みる。痛快無比の傑作長編ミステリー。


ねこの証明

文庫 講談社 ¥680

森村家に迷い込んできた猫が、いつの間にか居間でテレビを見ている。散歩の途中で出会った猫のしぐさにカメラを向け、俳句をひねる……。作家生活五十年を越えた森村誠一は、言わずと知れた猫好き。ミステリーに時代小説に、森村作品には猫がしばしば登場する。専門紙「ねこ新聞」に連載したエッセイを軸に、「お猫様事件」など猫小説を三篇収録。ふんだんな猫写真と俳句もちりばめ、まるごと一冊ねこずくしで送る、初の森村猫本!


悪道 五右衛門の復讐

文庫 講談社 ¥886

名君の道を歩む影将軍を護衛する、伊賀忍者の末裔・流英次郎とその一統には、安寧は許されない。将軍の城外微行の途上、大道芸人の「叩かれ屋」が客に首を斬り落とされる。大店が襲われ、大川に骸が浮かび、凄腕の剣客が跳梁する。そして浮かび上がる石川五右衛門の影。徳川の世になって百年、豊臣一派の大名の多くは改易され、遺臣らは浪々の身を余儀なくされている。怨嗟の矛先は影将軍に向かうのか。英次郎たちの死闘が始まる。


悪道 最後の密命

単行本 講談社 ¥1,674

吉川英治文学賞受賞作「悪道」のシリーズ全5巻の完結編。伊賀忍者の末裔・流英次郎率いる一統は、徳川綱吉の死を秘し、その座にある当代影将軍に仕え、隠密の護衛役を務めている。その影将軍が後代家宣に将軍職を譲ることを決意。すると、それをきっかけに、幕閣、大奥、さらには徳川親藩の思惑と野心が交錯する、血なまぐさい抗争が勃発した。英次郎ら一統は、闇の世界で刺客らと刃を交えつつ、陰謀の全容を暴く。


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