最新刊 – 2014年4月

2014_04_a死刑台の舞踏

文庫 祥伝社 ¥648

志水義郎は、凄惨ないじめを受けていた。ときに全裸にされ、ペットは殺された。その後、市民派の市議の父も何者かに殺害される。志水は父の遺志を継ぎ、刑 事になる。数年後、川崎で扼殺体が、新宿では撲殺体が発見される。それはかつて自分をいじめた仇敵たち。事件の真相を追う一方で、満たされる復讐心に戸惑 う志水だが…。現代社会の光と闇を描き出すリアルミステリー。


2014_04_bただ一人の幻影

四六判 徳間書店 ¥1,728

遅いデビューながら人気作家となった宮越には、胸に畳んだ青春の思い出があった。花火大会の夜、河原で出会った少女と名乗り合いもせず、寄り添って天空に 咲く大輪を見物した思い出である。そんな彼のもとに届いた、追憶の少女の娘からの手紙。やがて宮越は、追憶の少女が夫を殺し、服役中に獄死したと聞かされ ることに……(「遠い夏」)。一期一会の男女の出会いから謎が立ちのぼる、8編のミステリーロマン。


2014_04_c社奴

文庫 集英社 ¥691

大手建設会社課長の家田は、大臣の愛人宅に賄賂を届ける任務を受ける。だが愛人の他殺体を発見し……。罪の意識のないまま犯罪に手を染める会社人間の悲哀と運命。長編ノワールミステリー。(解説/池上冬樹)


最新刊 – 2014年
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