最新刊 – 2011年3月

空洞の怨恨―森村誠一ベストセレクション

文庫 光文社  ¥660 (本体 : ¥629)

可愛がっていた亀を甲羅からくり抜かれたことは、少年にとって魂をくり抜かれたに等しかった。その怨みを晴らすために刑事になった大塚新吉。そして、生涯 の怨敵・小笠原辰馬は、いまを時めく流行作家になった。才能なき作家に鉄槌を下す前代未聞の復讐を人生の目的とする主人公を描く表題作を含む短編六編の華 やかな競合!


喪失

文庫 徳間書店 ¥630 (税込)

デカは畳の上で死ねなくても、正義の上で死ぬのだ……先輩の教えを体するように警視庁捜査一課の若手刑事 が殉職した。コンビニ強盗に立ち向かい、店員を守っての死だった。その通夜の席に現れた美しい女。警察官の誇りのために死んだ男と謎めいた女の関係、そし て浮かび上がる残酷な事件の真相とは(「後朝の通夜」)……・喪失・をテーマに描き抜いた切々たるミステリー集、初文庫化。


最新刊 – 2011年
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