最新刊 – 2011年4月

名誉の条件

文庫 講談社 ¥800 (本体 : ¥762)

路頭に迷うしかなかった元商社マンが暴力団のフロント会社のトップに!
一度は地にまみれた男たちと、友の無念を晴らせ。

勤務先の倒産に遭った商社マン高山は亡き友から、暴力団の偽装(フロント)会社をヤクザ更生の会社に再建すべく後継する。名誉と正義を掲げた旗印の下に、元鬼刑事、プロレスラーら精鋭が集う。一触即発の内部抗争、友の事故の疑惑……人生の敗者復活戦に挑んだ一寸の虫たちは巨悪に食らいつく。森村ミステリーの白眉。


サランヘヨ(愛する) 北の祖国よ

四六判 光文社 ¥1,785 (本体 : ¥1,700)

朝鮮戦争時の悲劇”ノグンリ事件”と医学界の暗部を描く、
著者渾身の傑作社会派推理小説!

雑誌記者だった妻・由理を殺された永井順一は、失意のまま、生前、妻が行きたがっていた韓国・老斤里へ旅した。そこで出会った四人の新しい仲間が、思いもよらない角度から、事件に新しい光を当てる。由理の死には、彼女が追っていた、有名な医大教授の黒い噂が関わっている?

さらに事件の根は、朝鮮半島へとつながっていた――。永井たちは由理の死の真相を暴き、再生への道を踏み出せるのか!?


鬼子母の末裔―森村誠一ベストセレクション


文庫 光文社 ¥660 (本体 : ¥629)

根本景子は一人息子・圭一の結婚式当日、その妻となった佳枝に対する殺意を固めた。景子に花束を贈呈する時ニヤリと笑った佳枝の顔に、自分の“同族”と感じたからだ。その半生で息子を守りたい一心から“完全犯罪”による殺人を繰り返した姑と、息子を食おうとする嫁。最後まで“神”になれなかった鬼子母の行く末を描く表題作を含む傑作六編の凄絶なる競演!


悪しき星座

文庫 集英社  ¥650 (本体 : ¥619)

横領犯殺害の黒幕を追う刑事。サスペンス。四億五千万を横領した女子行員が殺された。忽然と消えた金と黒幕の正体を追う捜査が始まるも、殺人の連鎖が……。長編社会派サスペンス。


闇の陽炎衆―刺客請負人

新書 中央公論新社  ¥1,050 (本体 : ¥1,000)

貴船藩十万石の後嗣・菊姫が、謎の暗殺集団・陽炎衆に突如襲撃された。再び菊姫護衛を依頼された松葉刑部は、宿敵であった闇猫のお吉と手を結び、妖術・殺人術を操る最凶の敵と対決する!!


最新刊 – 2011年
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月